色のこと

 

 

◆色は、光のエネルギー

 

 

2011.1夕日の滝・改 015_1 - コピー.jpg

 

 

 

色彩は 光そのものである

 

 

という言葉を残したのはニュートンです。

 

 

 

私たちの周りは色であふれていますが、実は物には色がついていない、ということをご存知でしょうか?

 

私たちがいつも見ている色は、はじまりは光です。光が物にあたって跳ね返った光が、人の目には色として見えるのです。

 

 

私たちが感じる色の違いは、波長の長さの違いによるものです。

い方から       

 

 

全ての色はこの七色の光からできています。

 

地球上の煌めく色たちは、すべて太陽の光なのです。

 

 

 

 白糸の滝 086 - コピー.JPG

 

 

 

 

◆カラーセラピーの起源

 

 

カラーセラピーは、古代エジプト時代のヘリオセラピー(太陽療法)が起源と言われ、光やプリズムの色光を浴びたり、神殿の各部屋は、色ガラスによって特定の色が差し込むように作られていました。

 

古代ギリシャ時代、現代医学の祖と呼ばれているヒポクラテスやピタゴラスは、色を使って病気の治療をしていたと言われています。

 

 

色が病気に効果があるということは、現代の医学でも証明されています。

 

 

 

 

◆日光浴は、最も古いカラーヒーリング

 

 

人間は本来、太陽が昇る明るい光で活気づき、太陽が沈んで暗くなると、活動が鈍くなって、眠りに入るようできています。

 

人間は植物と同じように、生物には光に対する感受性があります。

太古の昔から人間は、光のエネルギーである色を癒やしに使っていたのです。

 

 

 

 

◆身体は色のバイブレーションを感じている

 

 

色は、それぞれ固有のバイブレーション(振動)があります。

 

私たちは普段なかなか気づくことがありませんが、私たちの身体は、確実に色のバイブレーションを感じ取っています。

 

つまり、私たちの毎日着る服、インテリア、食べ物の色は、心と身体の健康に大きな影響を与えている、ということができます。

 

 

色の波長や振動を感知する能力に卓越した人がいました。

ヘレン・ケラーです。

 

彼女は自著『わたしの住む世界(The World I Live In)』で、「私はスカーレット(緋色)とクリムスン(深紅色)の違いがわかる」と記しています。

 

五感のうちの2つを失ったことによって、色を感知する能力が、最大限に引き出されたとも言えるでしょう。

 

人間の無限の可能性、計り知れない力も感じることができますね。

 

 

 

P1010174 - コピー (3).JPG

 

 

 

  

◆皮膚は色のエネルギーを受け取っている

 

 

色の世界では、有名なある実験があります。

 

 

::::::::::

 

まだ熟していないリンゴをいくつか用意し、

 

白い布をかぶせたものと、黒い布をかぶせたものに分けて、

 

数日、太陽の光があたるところに置きます。その後、布を外してみたら

リンゴはどうなっていたかというと・・・

 

・・・

 

白い布をかぶせた方のリンゴは、赤く熟しましたが、

黒い布の方のリンゴは、熟すことなく、緑色のまま萎んでいました。

 

 

 ※参照「色の秘密」野村順一著

 

::::::::::

 

 

これは、白い布は、光のエネルギーを透過させたのでリンゴは育ったのですが、

 

黒い布の方は、光を遮断し、光のエネルギーがリンゴに届かなかったた、育つことなく、萎んでしまった

 

 

ということを表しています。

 

 

 

 

私たち人間も、植物や動物と同じように命ある生き物です。

光のエネルギーなくして、健やかではいられません。

 

 

黒い服ばかり着るということは、身体に太陽のエネルギーを届けていないことになりますね・・・・

 

黒は、ズバリ、老ける色です(汗)

 

 

色はバイブレーション(振動)があり、私たちの身体に知らず知らず影響を与えています。

毎日同じ色の服ばかり着ていると、偏ったエネルギーしか身体に取り込むことができません。

  

 

『色は病気に効果がある』ということは、言い方を変えれば、色を上手に使いこなすことができれば、健康を保てる、老化を遅らせることができる、と言えます。

 

 

 

 

◆色は人の心に影響を与える例

 

 

色が人の心に与える影響については、科学的には解明されていないことも多いですが、さまざまな報告やデータがあり、多方面から関心が持たれています。

 

 

・自殺の名所だったロンドンのブラックフライア橋は、橋の色を黒から緑に塗り替えると、自殺者が3分の1に減った。

 

・イギリスのグラスゴー市、街の景観のために街路灯の色をオレンジから青に変更したところ、犯罪件数が減少した。

 

・アメリカのサンタクララ郡刑務所では壁の色を、無機質な壁の色から、淡いピンク色に塗り替えたところ、囚人同士の喧嘩や暴動発生率が下がった。

 

 

青は、人の精神状態を穏やかにする効果、ピンクは、人を優しい気持ちにし、緊張を和らげる効果があり、それらを利用したものです。

 

 

 

kk 025 - コピー (4).JPG

 

 

 

 

◆色の意味はこうして生まれた

 

 

色のイメージを形成するものは、3つの背景がある、と言われています。

 

 

1.人間が進化とともに体験して得た色の情報

 

例)赤い実・・・食べることができる

  青い実・・・まだ食べることができない

 

 

2.国や地域によって形成されたもの

 

例)幸せの色・・・

日本は優しいピンク系が一般的

アメリカは黄色『幸せの黄色いリボン』

 

 

3.個人の体験によって生じたもの

 

例)紫・・・

Aさん「社長夫人が好んでいたステキな色」

Bさん「ヤンキーが好む派手な色」

 

 

 

カラーセラピーは、1を応用したセラピーです。

私たちは、それぞれの色に対して共通の概念を無意識下に持っているのです。

 

 

 

 

◆サンキャッチャー

 

 

IMG_5648 - コピー - コピー (2).JPG

 

 

 

サンキャッチャーとは、クリスタルガラスの部分に太陽の光を当てて、プリズム現象のように、複雑に屈折させることによって、たくさんの小さな虹をお部屋の中に、キラキラと呼び込むことができるインテリアグッズです。

 

 

発祥の由来のひとつに、日照時間の少ない北欧などで、少しでも長く太陽の光を感じることができるように考えられたもの、があります。

 

風水でも家の気を上げてくれるインテリアグッズとして取り上げられていますね。

 

 

当セラピールームは西日の入る所にあります。

 

太陽が顔を出している日に窓を開けると、部屋いっぱいに、小さな虹がキラキラと舞い躍っている光景が見られます。

その光景をご覧になりたい方は、窓を開けますのでおっしゃってくださいね^^

 

 

 

 

◆サンキャッチャーを使った瞑想法

 

 

DSC_3955.JPG

 

DSC_3986.JPG

 

 

 

心と頭をカラッポにする瞑想は、初心者にはちょっと敷居が高かったり、難しいところもあるかと思います。

 

ヨガの世界では、ロウソクの炎を見つめて、心を鎮める瞑想法があり、これを応用したもので、サンキャッチャーのゆらゆらと動く様々な光を見て、心を落ち着かせる瞑想法があります。

 

5分間ほど、ぼーっと眺めていると、何も考えない時間を持つことができます。

 

 

瞑想が難しいと感じる方は、サンキャッチャーを使った瞑想法もお勧めです。

 

なんとも言えない心地よさを感じるだけでなく、

人は、虹色を見ると「すべてが在る」というイメージになり、夢や希望、幸運など満ち足りた感覚を抱いてきます