潜在意識のこと
◆潜在意識と顕在意識
私たちの意識には、
顕在意識(表面意識)と 潜在意識(無意識)の2つあります。
・顕在意識とは
普段、意識することができる部分で、思考したり、物事を判断したり、何かを思い出す、といった働きをします。
自分でコントロールできる部分です。
・潜在意識とは
普段、意識することができない部分で、本心や心底信じていること潜んでいる場所であり、本能のままに行動するときにも影響を及ぼしています。
自分でコントロールできない部分です。
◆意識全体の9割以上が潜在意識
潜在意識が9割以上を占めているので、自分の 無意識の部分 で人生が創られています。
◆潜在意識は変化が嫌い
人間を含めた生物は、本能的に 変化を嫌う生き物 です。
変化をすることは、究極「命の危険」を脅かす行為ということになりかねないからです。
ですから、新しいことをやろうとすると、潜在意識はそのチカラを押さえつけます。
行動を起そうと思っても、なかなか行動できない理由には、こういった生物学上の理由があります。
◆潜在意識を変えるには?
潜在意識には、こういった特徴があるので、逆に言えば、「安心安全保障」」があって、潜在意識にじわりじわりと浸透するように働きかけをすれば、変わり始めます。
◆潜在意識は否定形が理解できない
「赤いスーツを着たキムタクを想像しないでください」
と言っても、なんだか赤いスーツを着たキムタクが浮かんできませんか?
潜在意識は「想像しないでください」と言われても、言葉そのもの がイメージとして脳に伝達され、記憶されてしまいます。
◆潜在意識は現実とイメージの区別がつかない
プロスポーツ選手がイメージトレーニングをする理由は、実際に身体を動かしている時と、イメージをしている時と、活動する脳の部分が同じだから、だそうです。
つまり、ケガなどをして動けない時は、イメージをするだけで、実際に身体を動かしたようなトレーニング効果が得られているからだそうです。
人間の脳ってスゴイです。
◆潜在意識の扉は、リラックスしている時に開く
潜在意識は、脳波がアルファ波やシータ波の時に、繋がりやすくなっています。
アルファ波・・・意識集中、リラックス、ヨガ、瞑想、ヒプノセラピーを受ける
シータ波・・・深い瞑想、うとうとした状態、浅い睡眠状態(レム睡眠)
プロスポーツ選手、起業家、セレブたちがこぞって瞑想をする理由は、潜在意識と繋がることによって、自分の本質と繋がったり、インスピレーションを得られることを知っているからです。
◆個人的無意識と集合的無意識
心理学者ユングは、潜在意識は、個人的無意識と集合的無意識の二層から成っていて、潜在意識の最も奥に、集合的無意識という領域があることを発見しました。
これは、「個人」という概念を越え、国、民族の枠をも越えた 人類共通の無意識 のことです。
私たちは、個々人が存在していますが、奥底の部分では「全ては繋がっている」という概念です。
◆シンクロニシティ「意味のある偶然の一致」
最近よく聞く「シンクロ(シンクロニシティ・共時性)」は、集合的無意識によって起こります。
「偶然は偶然ではない」ということに意識を向け、出来事を俯瞰しながら生活していると、たくさんのシンクロが在ることに気づいていきます。
※潜在意識・ヒプノセラピーについては下記のブログ記事もご覧ください。
→ http://ameblo.jp/miho-i-hikari/theme-10099056151.html